三男の「H夫」話です。
2017年1月
今年の1月に M雄の部活の試合(バドミントン)が両津であったときの話です。
子供の勇姿を見たいものの、一人で試合会場に行くのは小っ恥ずかしく S男と H夫を連れて 応援に行きました。
M雄には「見に来るなよ」と言われていたのですが、私の声援で M雄に来たのを気づかれてしまい、結局 祝勝会(惜敗会)も兼ね 外食をする羽目に。
両津港の駐車場に車を入れ、M雄が好きな天ぷらと焼き魚がおいしいお店に入りました。部活の話で盛り上がった楽しいひとときでしたが‥
H夫の様子がちょっと変かなと思っていました。それというのも いくら帰宅部とはいえ、食べ盛りの高校男子とは思えない食の細さ。
今日は朝から一緒にいたから分かりますが、間食なんぞしてないし‥。とにかく普段とは大違い。人の話も上の空で、ぼーとしたり‥。???。
そんな状況を察したのか S男がトイレの場所がわからないと俺を連れションに誘い耳打ちしてくれました。
両津港の駐車場へ車を入れる前、港に可愛い女の子がいるのをS男が発見し、M雄に「あの娘どう思う?」と振ったところ H夫が異常に反応し赤面してたと、そして、外食のお店に入るまで 気になるのか、その娘のことを目で追っていたとのこと。
「 H夫の一目惚れ。M雄も言っていたよ。」 これが S男のアンサーだった。
2017年2月
H夫の異変は続いている。何かと用事をつけて、足しげく両津に通う日々が続いているみたいだ。
それは知人からの言葉だった。
「それはそうと、おめんとこの下ん子、こんじゅな夷んまち ふらついっとたが なんしとるっちゃ?」
H夫が両津夷の街を歩いているのを不自然に思ったみたいであった。
そう言えば帰宅部なのに帰りが遅い日も多々あるし、休みの日の外出もここんとこ多いし‥。
何か悪い友達とか、悪い先輩に誘われて、悪いことに加担しているのだろうか?不良の道に足を踏み入れたのだろうか? 考えれば考えるほど心配であったが、その考えは見当違いだった。
親の勘は当たらない‥。
ゆっくり(夊) こころ に移ろう と 変 が 恋 になる。
これは、H夫の恋だ。変ではなく、恋だ! そう確信した岩生でした。
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